いただきハイテンション

ブログタイトルちょっと適当すぎたかも…

基本的にHey! Say! JUMPかK-POPが好きな私がボイメンの武道館公演に行った話(当日編)

(心の移り変わりが始まりそうな経緯は前回のエントリで) 

yoinaki.hatenablog.com

 私がボイメンのステージとして初めて観た2016年6月の「AJ FES BB Special Live in Japan 2016」は防弾少年団BTS)との合同イベントであり、さらには集まったファンの割合からしてあの日のボイメンは完全アウェイといっていい状況でした。

だから「最初は苦労していたけれど僕たち頑張っている」というエピソードをMCで伝えることは、パフォーマンスに+αの自己紹介だったと思います。

アウェイであんなに気迫に満ちたステージをするんだから、本領発揮している場面ではきっともっと違うはず、それを観てみたいな、というのがずっとありました。

そしてもし「お涙ちょうだいが芸風のグループだったらもう行かないつもり」で挑んだら…「ちょうだいどころかメンバーたち自身が勝手に号泣しまくる斜め上の展開で逆にグっときてしまう」という結果に!!

あらかじめ「ここで泣く」って演出なら「One For All, All For One ~夢は叶えるもの~」のあたりでうわっと盛り上がる1回とエンディングで十分だった。あとはもう活動の節目節目で涙してきているみたいだし、お前たちもう前に進んでるんだから魅せることに集中しろって方針があってもおかしくない。実際、本人たちも涙はあんまり見せず来たお客さんを楽しませようとしていたと思う。

でも、特に彼ら自身の心境を描いたような歌詞の曲でメンバーが自然に涙している場面が何回かあって、しかもそういう時でも笑顔をキープしていた田中くん(坊主頭のひと)も最後に泣いていたところは特に響いた。

雰囲気もいわゆる「○○くんキャー!」の黄色い歓声だらけの状況を想像していたら全然違ってて、メンバーたちはお客さんにありがとうだし元気にしたいし、お客さんも元気をもらってありがとうだし盛り上げることで返すしで、なんかこうお互いの「ありがとう」を伝える場所の規模がどんどん大きくなって今に至っているような印象でした。

あんなに苦労した的なトークはもちろんこの日もあったんですが、そもそも意味合いが違って「そんな俺らをここに連れてきてくれてありがとう」でした。

さらに「ここまで連れてきてもらったお礼に、次は自分たちがみんなをここに連れてくる」という決意表明もちゃんとありました。「もう悔し涙は流したくない、だからこれからまだまだやる」という発言には実感と力があるように感じたし、きっとこのあともいろんな展開が期待できそうです。

たとえばジャニーズに「やめてしまったJr.時代のあいつの分も背負っていく」みたいなパターンがあるかもしれないのと同じように、試行錯誤の中で組織が不安定だったボイメンにも同じような出会いと別れがあったかもしれない。

さらに応援してきてくれた人の中には(前のエントリにも書いたけど)途中で資金・気力・体力が尽きていってしまったファンもいそうな活動形態でもあって、またそういう人たちの顔がよぎるくらいの距離感で長年やってきたわけだから、ここで足を止めることなんて確かに出来るわけがない。

もう背負うしかないし、それを覚悟の上でやってきたからこそ今日この日があるのでしょう。感慨深そうな涙が多かったのはきっと、握手会などで励ましてくれたあんな子やこんな子の顔や表情、言葉が浮かんだりしていたのかなって勝手に想像しています。

開演前に後ろの席で「遠くなっちゃったなぁ」ってボヤいていた女の子2人組は、客電がついたあと「今日来てよかった」と言い合っていたし、この日発表された全国ツアー(ますますの機動力とホッとする規模)を見て安心した人も結構いたんじゃないかと思う。

私も、ボイメンのメンバーたちはもちろんのこと、これまで応援していたファンの人たちが喜んでいる姿をまだまだ観ていたいと感じたから、この雰囲気に勝手に安堵してしまった。

あと、持ってきていた双眼鏡でよく観察してわかったことは、大きく動くダイナミックな感じの振付が多いのにそういう曲が続いたあとでも肩が上下する息の切れ方をしているメンバーがほとんどいない。これはなかなか…普段がどんな活動なのかますます気になってきてしまうではないですか…

終盤、記念すべき武道館公演がまもなく終わってしまうことに涙したメンバーにかけられていた言葉「ばか、泣いてんじゃない、武道館はおひとり様一回じゃないだろ、また来れるだろ~が、ほら、お客さんたちにまた来ますって言え!」からの、もう一回武道館公演実現までは少なくとも見届けたいなと思いました。

ここまで書かなかったけど武道館といっても半分程度を使うパターンだったしステージサイドは黒幕で覆われており、上のほうは空席もかなりあった。2階席の私の両隣2席ずつは空席だったし、客席に明るい照明が当たることはほぼなかった。

次回はきっと、メンバーは大きくなって戻ってこれた喜びで、ファンはもう一度ここ武道館で会えた喜びで、ただただ笑顔だらけのライブに今度こそなるはず。

「次はそれが観たい」と思う私は、微力ながらも今後はCDなど購入できるものはして、行ける現場には行こうと決意したのでありました。

こうして新しい沼へ足をつっこみ迎えた2017年、ちゃっかりK-POPも横目でチラ見しながら、Hey! Say! JUMPの10周年もそっと応援し、最近布教されてどんどん詳しくなってきているジャニーズJr.と関西ジャニーズJr.への理解も深め、自分なりにまた楽しい1年になるようにしていきたい所存です!